Hello ベイビーパグです。
今回は、わんこ関連トピック、お休みです。
ICU高校卒業式
3月も半分すぎ、もう1週間もすれば桜が開花する時期になりました。
先週、わが子が無事高校を卒業しました。
卒業式を終え、次のステージに旅立つお子さんをお持ちの全国の親御さん、
そして、
18年間の子育ての集大成である、卒業式。
泣く!絶対泣くだろうと思っていたのですが、、
日本のおごそかで厳粛な感じの卒業式を思い描いてると、
完全に裏切られます。
「仰げば尊し」や「蛍のひかり」が流れてくるころには、もはや号泣。
これがザ・日本の卒業式。
ですが、
さすが世界各国から集まった人たち、ICU高校、略してICUHS(International Christian University High School)。
ICUHSの卒業式は、非常に明るく、会場も大学のチャペルだし、讃美歌や英語の校歌(そう、英語なんです)を歌っても、前途洋々、軽やかな気持ちになり、まったく泣けません。
わかれを哀しむというより、これから巣立っていく希望に満ち溢れた感じ。
泣いている生徒も保護者も一人もいませんでした。
式の間に、笑いさえ湧き起こる場面もあったくらい。
卒業式の後は、大学食堂に移動して、お世話になった先生、生徒そして保護者と立食形式の卒業記念パーティ。
CONGRATS!
と書かれた、バルーンで飾りつけされた壇上。
各テーブルにもバルーンアートで飾られたクラス番号表示。
あ、やっぱ、らしい。
結局朝10時からの式、その後のパーティでお開きになったのは、
15時半すぎ。
明るくまたねで閉会。
それもそのはず、
子供たちは、クラスごとでボーリングと夜ご飯へ。
来週は、子供達企画の学年全体卒業パーティー(ダンスあり~の、ドレスコードあり~の)もある。
どこまでもエンジョイしてるね。
羨ましい。
そういえば、注文したドレスがまだ届かない(汗)
ICU高校のユニークな学校生活
娘が1年生のころだったか、「学校どう?楽しい?」と聞くと、
「楽しくないわけがない」と。
そりゃそうだろう。
ハロウィンも、丸1日、本気で仮装して授業受けるのだ。もちろん先生公認。先生も仮装してたかな?そこは忘れたので、こんど娘に聞いておこ。
「楽しくないわけがない」そんなこと、言ってみたい。
もう一度青春できるなら、私もICUHS に入りたい!
みんなほんとに仲が良く、いじめのない学校。
なぜいじめがないのか?
校則は、たしか3つ。他にもあったかもしれないが、記憶にござらん。
①いじめをしない(入学時に世界人権宣言誓約書を書く)
うん。これは納得。すばらしい。世の中の学校すべてがそうすればいいのに。
②ガム禁止(掃除が大変だからか?)
③ハイヒール・下駄禁止(ICUの森と呼ばれる、東京ドーム13個分の広大な敷地の生態系をこわすから?)
普段は私服。髪を染めても、ピアスをあけても、パーマをかけてもOK。
ついでにお化粧もOK。
個性をどこまでも尊重してくれる。
式典のときだけ、制服着用。(たくあんネクタイにジャケット)
なに?たくあんネクタイって?
金色に輝くネクタイ、通称たくあん。
そう、卒業式の後、チャペル前の芝生に生徒全員集合して、たくあん投げやってたなぁ
Super Cool!
一足早く、高校の桜は見頃に。
これだけ自由だから、子供たち、みんな素直。
グレようがない。
先生も、生徒も、人を個として尊重してくれる。
自分を大事にできる子は、人の考えもきちんと聴ける。
相手をリスペクトできるんです。認め合うことができるんです!
だから子供たちは、安心して遠慮しないで自分の好きなことに打ち込める。
ムリしてつるまなくても、自分の好きなことができるICUHS。
そんな、すばらしいお友達たちに囲まれて過ごせた3年間は、きっとこれから生きていくうえでかけがえのない財産になるにちがいない。
自分のやりたいことを見つけていってほしい。
そして、夢をかなえてほしいと思う。
がんばれ!
この場を借りて、まっすぐに育ってくれてありがとうと言いたい!
ICUママも居心地最高!
パーティで立ちっ放しでちょいお疲れだったので、私は仲のいいママ友と、ビール飲みに行ってしまった。ママもみんな心温かい人。
日本の学校なら、役員決めの時、ほぼみんなやりたくないから、話し合いで決まらないことが多い。
「決まるまで帰れませんよ」なんて言われ、雰囲気最悪。
仕方ないから、結局じゃんけんやあみだくじで決めるのが通例。
この後ろ向きで非建設的な感じ、まさに拷問だね。
魔の4月保護者会役員決め。
が、ICUHSのママたちは違う。
自ら立候補し、ものの3分で役員決定。
ほんとびっくりなのです。
帰国生のママ「日本への社会復帰にやってみるわ」と。
かっこいい!なかなか言えないよ。
ICU高校の校風
先生もユニークな方が多く、生徒の考えを大事にしてくれる。
否定をせず、どうすればいいか一緒に考えてくれる。
子供たちは先生のことをあだ名で呼ぶ。
生徒間で先生のあだ名をディスるのは、どこの学校でもあるだろう。
そういう屈折した感じじゃなく、友達同士で好意的に使うあだ名。
ICUHS生は、先生と話すときも、あだ名で呼ぶ。先生も嬉しそうなのだ。
先生と生徒の距離が非常に近くて、対等な関係。
マー君、リーちゃん・・・・
いったい誰???
だから親の私もあだ名で先生に話しかけてしまう。
本名わからずじまいで、卒業アルバム見て初めて名字を知るみたいな。
子供の話に本名が出てこないからね。
一見話を聞いてると、楽しく自由な学校と思うだろう。
間違ってない!そうです。
その通り。
ただ、ICUHSの勉強、大変なのだ。
ご存じのとおり、自由と自主性は表裏一体。
日本の典型的な管理型教育とは真反対。
自主自学が求められる。
それももちろん英語で。
定期試験、かなり難しい!
初見問題ばかり。それも応用問題。
基本記述式。
選択肢問題などほぼない。
ちなみに、高2の時の数学の先生は、S台予備校の先生だった。
学校では基本問題しかやらないのに、テストは応用ばかり。
通常は平均点を出すのに、10~20点台が続出した高2の1学期期末は、「平均点出しません!出すだけ無駄!」と怒って帰ってしまい、夏休み明けに再テストとなったこともあった。
だから、内申点も取りにくい。
勉強・進学については、こちらの記事へ↓